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ベアリングズの崩壊: マーチャント・バンキングの終焉
https://nara-u.repo.nii.ac.jp/records/2001801
https://nara-u.repo.nii.ac.jp/records/2001801596f04f4-4def-4516-88c7-4a5c51144768
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2012-01-23 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | ベアリングズの崩壊: マーチャント・バンキングの終焉 | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
その他(別言語等)のタイトル | ||||||||||
その他のタイトル | The collapse of Barings: the end of merchant banking | |||||||||
著者 |
田中,文憲
× 田中,文憲
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所属 | ||||||||||
教養部 | ||||||||||
抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
内容記述 | 1995年2月200年以上続いたイギリス最古のマーチャント・バンクであるベアリングズが破産した。本稿では、改めてベアリングズ崩壊の原因究明を試みた。ベアリングズ崩壊の直接的な原因になったのはシンガポール子会社の責任者であったニック・リーソンによる不正取引であり、またリーソンの犯罪行為を見逃すことになってしまったベアリングズ内部の管理体制の不備にあった。さらにベアリングズを監督する立場にあったイングランド銀行にも落度があったことは事実である。しかし、崩壊の本当の原因は、時流にとり残されたマーチャント・バンクという業態そのものにあったのである。ベアリングズをはじめ、マーチャント・バンクはイギリスの発展と共に繁栄し、その国力の衰えと共に落ち目になった。確かにM&Aや投資顧問業務などによって生き残りを図ってはいたものの、強力なアメリカの投資銀行などの攻勢の前に後退を余儀なくされた。これに追い打ちをかけたのが1986年のいわゆる「ビッグ・バン」である。こうした大きな時代の変化に、「ジェントルマン」化したマーチャント・バンカーたちは太刀打ちできなかったのである。ベアリングズについて言えば、過少資本と古い体質から抜け出せず、十分な管理体制を作れないまま、目先の利益に目を奪われ、トレーディングにのめり込むことを放置した。結局これが破滅の速度を速めることになってしまった。しかし、たとえそうした体制を作れていたとしても「マーチャント・バンク」は、所詮アメリカの大手投資銀行の敵ではなく、早晩淘汰されていたであろう。要は時流に合わなくなっていたのであり、滅びるべくして滅びたと言えよう。 | |||||||||
書誌情報 |
奈良大学紀要 Memoirs of the Nara University 号 36, p. 1-20, 発行日 2008-03-01 |
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出版者 | ||||||||||
出版者 | 奈良大学 | |||||||||
ISSN | ||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||
収録物識別子 | 03892204 | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | Departmental Bulletin Paper |