@article{oai:nara-u.repo.nii.ac.jp:00000785, author = {村上, 紀夫}, issue = {28}, journal = {奈良大学大学院研究年報, Annual reports of the Graduate School of Nara University}, month = {Feb}, note = {Departmental Bulletin Paper, 本稿は、近世の禁裏に所属して牛車の運行や朝廷の年中行事に関わった牛飼の実態を明らかにする。従来の牛車に関する研究は、平安時代が中心で、応仁の乱以降は牛車が衰退していたこともあり、近世の牛飼や牛車については論じられてこなかった。しかし、衰退していたにもかかわらず、朝廷で牛車を維持する必要があったとしたら、近世的な意味合いがあったはずである。近世の牛飼は、豊臣秀吉の聚楽第行幸を契機に復活、整備されたものであり、牛車が武家権力の権威付けとしての意味合いもあった。また、牛飼は牛車の運行のみならず、正月や八朔行事、闘鶏に関わっていた。牛飼は、こうした儀礼や牛車の運行にかかわる口伝や専門的な能力を持っていたことで、特定の家によって継承されていたが、近代に列車や馬車が登場したことで、その役割を終えることになった。}, pages = {212--192}, title = {近世上賀茂神社社領の牛飼と朝廷}, year = {2023}, yomi = {ムラカミ, ノリオ} }