@article{oai:nara-u.repo.nii.ac.jp:00000732, author = {田中, 文憲}, issue = {51}, journal = {奈良大学紀要, Memoirs of the Nara University}, month = {Feb}, note = {Departmental Bulletin Paper, フランスは第二帝政期において、経済が急速に発展し、それまで数十年の差をつけられていたイギリスとの差を一気に挽回し肩を並べるまでになった。  本稿では、なぜ第二帝政期にフランスが急速な発展を遂げたのか分析を試みた。  分析の結果、「生産主義」を掲げたシュバリエやペレール兄弟などの非カトリック的かつ非社会主義的なサン・シモン主義者たちが、貧困をなくすためには社会全体の生産力を増大する必要があると考える「特異な」皇帝ナポレオンⅢ世と奇跡的に出会い、協力し合った結果であることがわかった。  サン・シモン主義者たちは、彼らの理想とする「普遍的協働体」を実現するために行動し、革新的な銀行であるクレディ・モビリエを生み出し、人とモノを結びつける鉄道網を完成させたが、これらが人々に刺激を与え経済の大発展に繋がったのである。}, pages = {139--153}, title = {フランス第二帝政期における経済発展(1) : サン・シモン主義}, year = {2023}, yomi = {タナカ, フミノリ} }