@article{oai:nara-u.repo.nii.ac.jp:00000701, author = {中尾, 和昇}, issue = {49}, journal = {奈良大学紀要, Memoirs of the Nara University}, month = {Jan}, note = {Departmental Bulletin Paper, 本稿は、文化五年(一八〇八)刊の馬琴合巻『敵討身代利名号』を翻刻・紹介するものである。  本作は、親鸞上人の十字名号による「身替り」の趣向をテーマとする仇討譚である。筆者は以前、馬琴が如何にこの趣向を消化し、自身の読本作品内に機能させたかについて論じたことがある。ただ、そこでとりあげた「身替り」は、他者の難を救うために、その代わりとなって死ぬという演劇由来のものであり、本作に見られるような神仏霊験譚は中心として扱ってこなかった。管見によれば、神仏霊験譚の「身替り」は読本よりも、むしろ合巻に多く見られることがわかった。今回取り上げる『敵討身代利名号』は、この趣向を前面に押し出した作品として注目される。本稿をなす所以である。}, pages = {164--150}, title = {『敵討身代利名号』 : 翻刻と解題(上)}, year = {2021}, yomi = {ナカオ, カズノリ} }