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  1. 奈良史学
  2. 第24号

クール司教テッロの寄進文書

https://nara-u.repo.nii.ac.jp/records/2002065
https://nara-u.repo.nii.ac.jp/records/2002065
da14aa50-9b5c-40dc-89c7-7ab777e56541
名前 / ファイル ライセンス アクション
AN10086451-20060120-1003.pdf クール司教テッロの寄進文書
アイテムタイプ 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2011-01-07
タイトル
タイトル クール司教テッロの寄進文書
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
著者 杉浦,武仁

× 杉浦,武仁

ja 杉浦,武仁

ja-Kana スギウラ,タケヒト

Search repository
所属
値 史学科
抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 クール司教テッロが七六五年に作成したとされる寄進文書は、問題の多い史料として知られている。テッロは、ディゼンティス修道院に豊富な財産を寄進した。このことを伝える文書の内容は、メロヴィング朝末期およびカロリング朝初期における司教の所領支配の態様、あるいはより広くこの時代の国制史像を解き明かすための重要な史料証言のように思われる。しかし研究者の目は一様にして慎重である。あるいは積極的ではないというべきか。たしかにクール司教区は、フランク王国の統治範囲の最辺境地域に位置していた。それゆえに、王国の対外政策を考察する場合をのぞいては、研究対象としての重要性は減じられてしまうのかもしれない。しかし、テッロの寄進文書に対する研究者の慎重な態度はこれに起因するものではない。問題は史料それ自体にある。すなわち文書構成が特殊なのである。現在我々が目にすることのできるテッロの寄進文書は、十七から十八世紀に作成された三点の写本においてである。ただしこれらの写本はいずれも、七六五年のオリジナル文書を底本とするものではない。それゆえにまずその信懲性が疑われることになるが、今のところ偽文書説は否定されている。問題は文書構成にある。現存写本は、単一のテキストがオリジナルそのままのかたちで由来したものではない、というのが目下のところ研究者の一致した見解である。すなわち、複数のテキストの組み合わせ、あるいは後代の文言付加が想定されているのである。本稿では、テッロの寄進文書がそれ自体に内在させている文書構成の問題をめぐって、先行の研究成果を把握し、そのうえでこの文書が史料としていかなる可能性を持つものかを示したい。第一章と第二章では、それぞれシュトライヒャーらの二元性説とマルターラーの文言付加説を紹介する。古典学説とはいえ、両見解を上回る説得的な研究成果は今なお登場していない。ゆえにそれぞれの章に当てて、両見解の論点を詳しく紹介することは十分に意味がある。第三章においては、二元性説と文言付加説以降の議論をまとめ、いくつか問題点を指摘したい。
書誌情報 奈良史学
Nara shigaku : Nara journal of history

号 24, p. 33-51, 発行日 2006-12-01
出版者
出版者 奈良大学史学会
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 02894874
資源タイプ
内容記述タイプ Other
内容記述 Journal Article
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Ver.1 2024-06-15 03:42:02.902323
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